水野敬也先生・・・愛知県出身(私と一緒!)
・「夢をかなえる像」シリーズで自己啓発の最高峰を描き
・「LOVE理論」で恋愛の何たるかを我々に教授し
・「地球が暑くてクマってます。」で環境問題、社会問題に一石を投じる
などなど、その活動は多岐に渡る現代のガリレオ的存在だ!
これ以上作者の説明を書き続けると主題がブレてしまうのでこの辺にしておくが、、、
これだけは言っておきたい、著書は全て「人生の本質」が独特のユーモアと哲学で再現されている!
人生の迷子になっている人間には現代の「聖書」である!!
どの聖書(作品)も至高の名言で溢れている。
迷える我々にとってその名言はまさに暗闇を照らす灯台なのだ。これは水野先生自身も認めるところである。
正直このツイートをもらった時は震えたね。
それではあらすじからお話しましょう。
原作あらすじ
過去と家族にトラウマを抱え、自信がなく自己肯定感も低い主人公の聡子。
そんな彼女はパニック症を抑える薬に「パックン」と呼び、意地悪な同僚たちの目を避け目立たないように
図書館での勤務の日々を送っています。
そんなある日、図書館に本を借りにやってきた男性に「マリウス」と心の中で名付け思いを寄せていきます。
しかし恋愛経験がゼロで奥手の30代女子の聡子は、ただ憧れを抱くだけ・・・・。
いつもと変わらない日々と思っていたが、今までと違っていたのは自宅の本棚にあった蔵書「恋愛論」から
モクモクと煙の中から著者のスタンダールが飛び出してきたことだった!!
このスタンダールは、自信家でお調子者だが傷つきやすく子供っぽい・・・だが温かい。
そんなスタンダールに振り回されながらも聡子はマリウスと恋人になるべく自分を変えようと成長していく。
だが成長して変化していくということは、容易いことではない。人間は変化していくことが怖いのだ。
「変わる」ということに対しての他人の目を気にし、自分に対しても本当に「変わる」ことが正解なのかと不安になる。
ときには同僚から白い目で見られ罵倒され、ときには自分が良いと思っていた行動が裏目にでて後悔することも。
それでも聡子は、「ヴォレ(飛ぶ)」という言葉と共にスタンダールと新しい世界へと足を踏み入れていく。
傷つきながらも多くの困難を乗り越えながらマリウスと距離を縮めていき、上手くいくようにみえたが・・・。
自分自身の過去という最大の壁が立ちはだかり、聡子は絶望に打ちひしがれる。
そしてこれまで側でささえてくれたスタンダールも時を同じくして姿を消してしまう。
落ち込む聡子だがスタンダールと過ごした日々は、着実に彼女を成長させていた。
自分の過去と向き合うことを決意した聡子は、父と過ごした故郷へと向かうことに。
そこからこの物語は思いもせぬクライマックスへと進んでいく。
数々の名言たち
この「運命の恋を叶えるスタンダール」は本当に名言が多く心を響かせる。
数々の名言の中から、ほんの一部を紹介させて欲しい!
この言葉にどれほど救われたことか。
絶望するくらい辛い経験やなぜ自分がと思う不条理なことでも、
これはきっと幸福につながる未来への伏線だと思えるようになる魔法の言葉!!
フランス語で「飛ぶ」という意味だ!
これまで自分がしてこなかったような思い切った行動を取らねば「新しい自分」は手に入らない!
その行動が自信となり、これを繰り返すことで最初のころ思いもよらなかった成長を手にできると
水野敬也大先生は仰っている!!勇気が必要なときに唱えるこちらも魔法の言葉!!
「草食動物には他の動物を襲うための牙はない。その代わりに肉食動物から自分の身を守るために、角を進化させたのだ」
本が好きだからといって弱い存在に甘んじてはいけない。むしろ本を読むことで「知識という角」を持った強い人間になれ!
水野先生!!我々に武器を自覚させて頂きありがとうございます!!
自尊心を傷つけないように、生きていく。それは危険な道を避け安全な道を歩くことは確かに楽なことである。
しかしそれは最終的に一番自分の自尊心を傷つけることになる。
コレ本当によく分かる!怖くて行動できない・・・だが輝かしい宝はきっと険しい道の先にある!!
そして険しい道を歩いた経験が自分に対しての自信へなっていく。
人間は失敗をして、恥をかいて、悔しい思いをして初めて成長する生き物。
悔しい(C)からもっと綺麗(C)になってやるという人生のCCクリームを大事にしていきなさい!
はい!水野大先生!承知しました!
きっと人間は失敗して学び、成長していく。誰しもが恥もかきたくないし悔しい思いもしたくない。
だがその思いは原動力になり自分を動かしていく。すべての行動できないひとへ伝えない!
まだまだ名言がこの本には詰まっている!
もう本当にこれでもかこれでもかというくらいに詰まっている!!
またその名言が飛び出すタイミングが絶妙なんだよ。
ぜひ自分の目で味わい、感動に震えて欲しい!
感想
本書は恋愛論を説くのでなく、人生の本質を大きく触れている作品だと感じました。
水野先生の作品全般的に言えることですが、自分が悩んでいることや漠然とした不安を言語化してくれます。
また言語するだけでなく、絡み合い複雑になった「思考」という糸を解く手助けもしかりです。
私はこの本を初めて読んだ時は、失恋から絶望の中であがいていました。
惨めな自分を自分自身を変えたい、人として成長したいと強く思っていました。
しかし自己肯定感が低い私は、自信がなくて行動ができない・・・。
変わりたいが、傷つきたくはない。
変わりたいが、間違いない道へ進めるかが怖くてしかたない。
この主人公の聡子もそのひとり。
こういう人間になりたい・こんな人生を歩んでみたいという憧れだけを膨らませ「結晶化」させていく。
そして自分自身で苦しんでいく・・・・。
「絶望は幸福の伏線」!
この言葉はの今でもなお、私の心の奥底で響き続け自分を奮い立たせてくれます。
読了後に立ち上がり歩き始めた私も聡子同様に、生きてく中で不条理や困難・失敗や後悔に落ち込むことも多々。
それでもこの言葉「絶望は幸福の伏線」だと心の中で叫び、原動力にしています。
きっとこの出来事にも意味があり、この経験が未来へと繋がっている立ち上がろうと。
そして「ヴォレ(飛ぶ)」と唱え、これまで自分がやりもしなかった行動をすることで新しい自分と出会う
きっかけをつくってくれました。
女性の恋愛論のようにみえますが男性にも絶対にオススメできます!
人生に悩み、足掻き日々戦っている全てのひとへぜひとも読んで頂きたい一冊です!!
原作もドラマも両方楽しもう

「運命の恋を叶えるスタンダール」は、原作の小説版とドラマ版の2種類あるぞ!
【原作小説】
発売日:2017年8月10日 出版社:ミズノオフィス

運命の恋をかなえるスタンダール [ 水野敬也 ]
【ドラマ】
配信日:2022年3月18日 配信サービス:Amazonプライムビデオ
それぞれ登場人物や内容そして結末が異なる部分がある!!
小説から入ってドラマでも良し
ドラマから入って小説を読むの良し
どちらも笑い、感動し、そして人生を学べる傑作には変わりなし!!
これは両方とも楽しむしかない!!!!
まとめ
今回は水野敬也先生の著「運命の恋をかなえるスタンダール」をご紹介しました。
この本は自分の大好きな本のひとつなのと作家さんなので、語彙とかめちゃくちゃなのは分かっています笑
魅力が伝われと水野敬也先生風に書いてみました。
本当にいい作品なのでぜひとも手にとって読んでみてください!!
この記事が少しでも趣味探しのお役にたてれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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